
※すべて個人の感想なのでおかしなこと・気に入らないこと言ってても許してください、おかしいのは一番自分が自覚ある。
ウルトラマンオメガ終わっちゃった√﹀\_︿╱﹀╲/╲︿_/︺╲▁︹_/﹀\_︿╱▔︺\/\︹▁╱﹀▔╲︿_/︺▔╲▁︹!!!!
https://x.com/ultraman_series/status/2012336634050810311?s=20
めっちゃ良かったです!!!!!!!!!
ワイが死んだら墓にブルーレイ入れてほしい。
最終回終わった大満足のテンションのままコラボやってるココイチ行ったわ。ラッピング店舗の祖師ヶ谷大蔵店にな…!
https://x.com/hisanori_natano/status/2012382159256826206?s=20
オメガの最終回を見て満足し、祖師ヶ谷大蔵でカレーを食べ、ティガのスプーンを引き当てる、最高の1日。よう!俺は天ヶ瀬冬馬のカレースプーンとウルトラマンのカレースプーンを交互に使用していくことになったオタク。
で、オメガですよ!!!!!
もうめっちゃ良かったので、全話をサラーっと1話ずつ振り返って、その後シリーズ通して思ったこととか色々書こうかなって思う。
基本的には本当にすごく気に入ってる作品なのでず~~~っと褒めてるんですけど、ここもっとこうだったら良かったのになみたいな話もちょっとしてる。まあでもオタクがクダ巻いてるだけなので高尚な考察とかはないし専門性の高い評論でもないよ、こんなもん怪文書です。
1クール終了時点の記事とか24話時点の記事でもう書いてしまって気持ちが変わってない部分はそのままコピペしてきたところとか結構ある。あと文脈オタクなので文脈文脈うるさくてゲシュタルト崩壊すると思う。
全話分の感想+各トピックでの総括みたいな感じを書いてるのでもちろんネタバレあるし字数も3万字弱くらいあってマ~~~~~~~~~ジで信じられないくらい長いので余生とかに読んでください。
目次がもう既に異常に長過ぎる。
✦各話サラッと振り返り
特筆すべきことがある回以外はマジでサラッとした振り返りです。細かい感想とかはTwitterでやりきったしもう遡るのが大変なので…。
第1話・宇宙人がやってきた
こんな素朴な1話令和にやっていいのかよ!…と思っていた時期がありました。もう今見返すと文脈まみれで口が避けても素朴なんて言えねえよ。もう全然初めて見た時の気持ちでは見れない。1話、結末へのすべてがあるので今見るとめちゃくちゃ泣いてしまう。すんません、最高の1話です。
第2話・俺と宇宙人と学者さん
アユ姉登場。主人公の名前がこんな即興で命名されることあるんだ。
2話でもしかしてコウセイが実質的な主人公か?と思ったのですが重要な回のサブタイってコウセイ視点なことが多いですよね~~~って思ってたらさあ!!!!
第3話・急な寒波に御用心
トリガーのガゾートとかそうなんですけど近年のウルトラマンに対する不満として飛行系の怪獣を真正面ポーズで飛ばせすぎてるだろ!って気持ちがあってペグノスもそうなんですけど、レキネスかわいいのでまあ許すか…。
この回でアユ姉と円陣組めなかったの、怪特隊結成のときにできてよかったねえ!!!
第4話・爪痕の謎を追え
実はオメガを見始めたきっかけが4話。
ワイはウルトラではガゾートが一番好きな怪獣なんですけど前述の飛び方(セカンド・コンタクトの空中戦って合成ガビガビなんですけどコンテが異常に上手すぎるので映像的には今でもかっこいいと思う)とか含めトリガーでの扱いに納得行かなくてそれ以来割とニュージェネに不貞腐れた気持ちもってたのと、単純に別の作品にハマっててキャパなくなって毎年ウルトラマン見てたのに視聴途切れちゃったんで今年も見送りか…?と思ってたんですけど、長年ご活躍かねがねだし、直近ハマってた仮面ライダーガッチャードの方で好きなキャラのラケちゃんのスピンオフすごくいい感じにやってくださった越監督が4話放送後のテリジラスに対してされてたツイートでワンチャンこれはありますかね…?って興味持ったのでした。何のワンチャンだよ。
結果、期待してたのとはちょっと違ったんですけどオメガに出会うことができて本当に良かったぜ。後述する5話もですが、メイン監督ではないものの大車輪の活躍されてた越監督の担当回にめ~~~~~ちゃくちゃいい回が多かったなー印象に残ってる演出って越監督回多いなーと思うので、遠くない未来に越監督がメイン監督やるシリーズぜひ見れたらいいなって思います。
関係ないんですが、ラケちゃんスピンオフ、よく考えると監督が越監督で脚本が長谷川先生なの、メインスタッフとしての活躍時期が被ってないものの、めちゃくちゃウルトラ感あるな、仮面ライダーの方なんだ????
第5話・ミコとミコト
追いついて初めてリアルタイムで見た回がこれだったらもう戻ってこれねえよ…!いまだに一番思い入れある回かもしれません。5話のお手本みたいな効果的なカットバックいまだに新鮮にすごいと思う。
ソラトがひとりで出掛けてる様子の合間にもう一緒に生活しているのに慣れきっているコウセイがソラトがいないのを所在なさげにしてる場面がカットバック(別の場所で同時に起きている様子のカットをいれること)で挟まれて、一方ソラトはその回の重要キャラであるミコとミコトの「友達を大事に思うからこその突き放し」を見ているって一連のシークエンスがあり5話単体でもオワーすげえことするな!?って関心した演出で、私はこれがオメガを熱心に見るきっかけでした。
この回の文脈最後の方まで何度も通底してたのも良かったですね。
あと直近にジークアクスの影響でシャアの日常読んだのとかOVAの鴉が好きなのもあって脚本が本田さんなのも嬉しかったな。
第6話・怪獣の探しもの
テリジノサウルスと同じノリで実在しないクチナガダンスモグラだしてくるの変すぎるだろ!!! 3歳の甥っ子が恐竜から怪獣にシームレスに流れてオメガが初めてのヒーローなんですけど、テリジノサウルスと同じノリでクチナガダンスモグラ流し込まれてしもた。草。
第7話・カゼになる
友達かあ√﹀\_︿╱﹀╲/╲︿_/︺╲▁︹_/﹀\_︿╱▔︺\/\︹▁╱﹀▔╲︿_/︺▔╲▁︹_/﹀▔\⁄﹀\╱﹀▔︺\︹▁︿╱\╱﹀▔╲︿_/︺▔\︿╱\︿︹_/▔﹀\_︿╱▔︺\︹╱﹀▔╲︿_/︺▔\╱﹀!!!!!!
色々好きなとこ多い回なんですけどシームレスに冷えピタ貼られるシーン好き。トライガロンようこそ。
第8話・霧降山の伝説
な、なんだこの回????ユピアイエーって何????いまだにわかりません。太平風土記、すっかりウルトラにおける便利共有アイテムすぎる。コントみたいになってるバトルパートおもろい。
第9話・カネナリ怪獣パーク
この回好きなんだよな。細かいおもしろとかもだけど、貨幣の概念問いかけながら食い意地すごいはずなのに豪華な弁当に手を付けないソラトとか、カネナリ社長が最後部下助けるところとか。あとバナナの半分こさ、最終回で効いてくると思わんかったよホンマにさ。
第10話・密着! 2人の素顔
なんかこう、大喧嘩ってあらすじで聞いてたのと随分違うな…仲良いね君たち…オメガがそもそもかなり近い題材+密着取材であとから見るとこれかなり散歩する侵略者っぽさある要素かもしれない。せやろか?
第11話・グライム 再び
第12話・俺のやりたいこと
前後編なのでまとめて。このノリの番組でいきなりこ、こんな絶望感あることあるかよ。エルドギメラこわすぎる。
タイラさんがドライだけど熱くて目の前の使命にひたむきで、ウェットでやさしいんだけど思い悩んでるコウセイやアユ姉のカウンターにものすごく位置するキャラなんだよな。ウタ先生初登場、最初からいいキャラしてんだよなこの人。
この話でソラトが焼きそばを食べ終えてごちそうさまを言って倉庫を出ていったのがさ…終盤の話数でまったく違う出ていき方したのにすごくかかっててさ…うん…で、帰ってきた時もおかえりただいま言うでなくもう横にいるのはすげ~演出の品が良いよ…。
もうずっと言ってるんですけどオメガのセリフだとか派手な絵面にばかり頼らない丁寧な演出ホント好きなんす。地味な画面FIXでも人物へのフォーカス変えるので感情表現したりとか、話数内全体でお話のテンションに合わせて丁寧に明暗とかコントラストのコントロールするのとか、すっごい上手い映画みたいなこと監督またいでもシリーズ通してずっとやってくれて地味だけどすごい見ごたえあって大好きなんすよ。最高すぎる。
第13話・アユ姉にバレちゃった!
総集編さあ!てっきりさあ!アユ姉に話して聞かせるテイで進むのかなって思ってたんだけど、アユ姉にどうやって話そうかって相談で総集編をやる→アユ姉はあえて聞かない選択をする…はちょっと予想できないんだよな。そのあえて聞かない選択もいいんだよな…さっき言ってた演出の話にもちょっと関わるんですけど、言葉にして伝えるばかりが信頼じゃないもんね。
第14話・オメガ抹殺指令
第15話・守る者たち
これも前後編なのでまとめて。
こんなの最終回だし第1話だろ!!!! ウルトラマンオメガ、終わったし始まった。1~15話でめちゃくちゃでかい第1話やってた。そんなことあるかよ。
けどこの時点でそんな事あるかよって思ってたんだけど、3ヶ月後、こんなの序の口でウルトラマンオメガって作品自体がウルトラマンオメガの1話でびっくりしちまったよ。
で、内容。
この回のソラトの「見ていたい」って単品でも良かったけど、あとの話数思うと色々とくるものがあるな…。あとずっと深刻な展開でコントラストバキバキの影が落ちてる画面から、ソラトの見ていたい発言の周辺から画面がフワーッと明るい絵作りになるの本当に好きすぎる。
あとヴァルジェネス、最強形態が斧なのマーーーーーーージでかっこいいな。あとメテオ怪獣ってアイテムでもあるんですがキャラクターでもあるので不遇になるみたいなのあんまなくてずっと3体とも可愛がられて、ヴァルジェネス登場以降もレキネスやトライガロンの格が下がらなかったのもいいですね。
それはそれとしてワイはオメガの誇張しすぎてないマジでいそうなブルーカラー職の質感大好きなんですけど、敵もブルーカラー職風貌にするんだ、追い剥ぎだ、めちゃくちゃかっこいいワークマン常連客同士の喧嘩みたいでちょとおもろい。
第16話・怪特隊特務班
怪特隊仕事始めだ、実質第2話だ。トライガロンかわいすぎる、古典の名曲とかをトンチキに使う演出大好き。
第17話・風花
「怪獣がでてきた日」みたいな怪獣だな~。あとから越監督が言われてたけどフューチャーデイブレイクの時に撮った島根の空撮で大興奮。好きな作品同士に縁あると嬉しいな。
第18話・バロッサの家
な、なんだこの回???(2巡目) マンダリン草まんじゅうの記憶はあるのかよ。人外にモテモテすぎるだろコウセイ。
実は特に18・19話が後述する最終回見る前に結構不満あった後半クールの単発回なんすよね。でもマジ最終回見たらオメガにいらん回いっこもないわってなっちゃった。
第19話・星の光を追いかけて
ガッチャード大好きなので加部さんとか正垣くんとかキャスト陣的にはめちゃくちゃ嬉しい回ではあったし、メテオカイジュウの小ネタとかもかわいかったし、乙一先生脚本回なんで期待してたんですけど、初見時には25話中一番思うところあった回。でも最終回見たらやっぱこの回もいるわってなっちゃった。
今は少し意見が変わったけどその時思ってた気持ちも大事だと思うから、最終回見る前までに思ってたこと残しておきます。
特撮讃歌自体はめちゃくちゃいいと思うんですけど、作中の情勢を思うと特撮讃歌をやるにはもうあの世界の現実では怪獣はマジの災害すぎるのでやっとる場合でない気がすることとか、作り手側の目線によりすぎた創作讃歌ってなんだかなって思うのとか、前半クールと比べるともう割とコウセイそこまで進路に負い目感じてない気がしてたのでそうなの?????ってテーマ性だったこととか、キーになってる人の悪心があんまストーリーに効いてなかった感じするのとか、色々。
あとこんな飯の話ばっかしてる作品なのに要所要所でバナナ1本をジャンケンで取り合ったり焼きそばに肉入ってなかったりとかの貧乏してて食えてない描写があるので、初対面の子供に山盛り唐揚げ振る舞えるくらいには怪特隊とのダブルワークもはじめて収入上がったんかもなとか思わんでもないんですけど、山盛りの唐揚げは先にソラトとコウセイに食ってほしいんだよな。振る舞うのが悪いってわけじゃなくてコイツら自身がちゃんと食えてるとこ見せてからやってほしかった気がする。
映像的には迫力あってよかっ…うーん、いや、まあ、その~映像的な迫力も特撮パートはすげー良かったんだけど、ドラマパートにおいては地味だけど丁寧に前後の流れや要素絡めて演出やってきたオメガのドラマパートにしてはカットごとの前後の意図よりも派手な絵作り志向しすぎてる演出意図なのが大味すぎて合わなさ感じたりとかあったんだよな。創作讃歌的な部分も自分とは意見違って、たまたまワイが最近「落下の王国」とか「蒲田行進曲」とかあんまりにも強すぎる上に自分と意見の合う創作讃歌見たもんで、そのせいもあって、やるなら「フィクションっていう望まれる嘘もある」みたいなのもうちょっと丁寧に拾ってやってほしかったなって思う。あと落下の王国の記事でも書いたんですが作り手だけの視点からの創作讃歌って言い方良くないんですけど自己陶酔的であんまり好きじゃないかも。
でも最終回を見た今はこの回も絶対いるんだよなって思います。
オメガ見終わって思ったことってこれなんですけど。
https://x.com/hisanori_natano/status/2012349134485991917?s=20
https://x.com/hisanori_natano/status/2012422872082559341?s=20
この「ほな59周年でここまでのウルトラマンの【【すべて】】やっときますね👍」には特撮を作ってる側のプリミティブな気持ちへの自己言及も絶対必要だと思ったから、全然自己陶酔的でもいいんだよなって思う。だから今の特撮のイケイケさという意味ではおそらく先頭走ってる田口監督がこういう「特撮の楽しみ」みたいな話を撮るのメッチャクチャ意味あったなって今は思います。
ただ、お話の流れ的にこうだったらもっと良かったのになっていうのは一応今もあって、怪特隊とかメテオ怪獣の要素が一部やれなくはあるんだけど、怪獣災害もまだ眉唾的な頃かつコウセイがまだ進路曖昧なオオカミくんの後くらいだったらもっと良かった気がするんだよな。
要は特撮って「善のフェイク」だと思うのでフェイク動画で人心惑わせてたオオカミくんのカウンターとして人を喜ばせる楽しい嘘・嘘だからこそ素晴らしいものもあるんだっていうの見せたらもっともっと良かった気がするんだな。もっと楽しい動画を作ればいいのにな!って特撮のことじゃないですか???
第20話・刻をこえて
オッ!内容がいつものオメガに戻ってきた気がするぜ。ウルトラマンが怪獣を助ける話って過去にもけっこうあったけどこんなマジで救助活動なの初めて見たしすげー良かったな。あとガンダムにゆかりあるスタッフ陣がメインの回でこのタイトル、やってんねえ!!!!
第21話・雷音寺、荒ぶる
オメガ名物のクセの強いおじさんシリーズ、最終兵器・雷音寺先生。このキャラでこの表紙の本がちゃんとしてるのもアユ姉がちゃんと読んでるのも後々カエンがちゃんと話に絡んでくる物質なのでこの人も頑張ってる研究者の1人なのが裏付けされるの全部マジ????ってなる。この厚みの本と船留め持ち歩いてるのおもろい。重くないですか?
ガボラの飛び方くっそ笑った。おまえ飛ぶのかよ。
あと又聞きだから気付いた人の発言ぜひ見つけたいんだけど、「ウラン(売らん)」に対して「カエン(買えん)」、おもろい。見つけたら貼らせていただきます。
第22話・星を見つめる人
縦軸がいよいよ最終章に入って動きはじめる回。
この回の話を受けて「ソラトの見てたいって観測だったんだ(悲劇〜エグ展開〜)」って悲観オタクがキャッキャしてたの、ワイは違うと思ってたんだけど、ずっと言葉にならなくてモヤモヤして反論できずにいたんだけどよ、あとの話数見てさ、元々「仕事でずっと見てることだけしてなくてはいけない」だったのが22話時点でわかったってだけで、むしろそれは15話ん時に「(うれしいから楽しいから)みんなが幸せな所見ていたいって『自分で思った』」って見る事の意味が明確に変わった・与えられた作業から自分の気持ちに変わった瞬間だったんだろって思う。
だから、お前の「見てたい」はもう与えられた使命じゃなくて自分のもんだろ!!!シャキッとせえ!!!と今は思えるよ。オメガって縦にめっちゃマジで文脈ばらまかれてるから単話だけで色々語るのがすごく難しい作品な気がするぜ。こんなに見やすい作品なのにな~。
あとキーキャラクターのアーデルとして螢雪次朗さんご出演。
戦隊に小西さん出た直後くらいだし、螢さんは出演インタビューで雨宮監督の話めっちゃしてるし、この時期って特撮業界全体が会社間の都合とかで直接はできねえんだけどコッソリ牙狼の20周年お祝いしてくれてる感じして嬉しかったぜ。あと螢さんは直近の牙狼TAIGAで寝たきりのご老人役やってて監督がこれ特殊メイクで本人は元気ですからね!ってすごい何回も言ってたので、すぐに別の好きな作品で元気なとこ見れて嬉しかったかも。
第23話・宇宙観測隊
ソラトの心理描写がサイコホラーすぎる。
越監督、オメガにおいて最後のお当番回なんだけど芸風の幅めっちゃ見せられてすげー良かったです。マジで越監督メインのシリーズほんとに待ってます。今後ともご活躍楽しみにしています。
ほんで内容。
文字通り人が変わったように去っていくオメガつらすぎる。
ウルトラマンに見捨てられるの(見捨てたわけじゃない、本来の役目に戻っただけなので適切な言い方じゃないんだけど)ってこんな絶望感あるんだ。
あと、ソラトの情緒がゆっくり育っていくのまじで親戚みたいな気持ちで見てたからコウセイと一緒に戦うんだ!って変身前に言い残してその後戦闘中にフッと意識がスイッチしてしまったの、言い方不謹慎かも知んないんだけど小さい子供が不慮の事故で死んでしまったみたいな心境になってしまってだいぶつらいものがある。これって実はお子さんと一緒に見てた親御さんが一番しんどい展開じゃないですか?コウセイがソラトの親みたいに世話焼いてるのに共感したりしてみてたかもだし。
帰省ン時に甥っ子と一緒に見てた妹(親)はこれで年越しなの!!!???!ってめっちゃショック受けてた。
第24話・最後の力
24話は個別に記事を出してるんでそこからの引用もかなりあるかも。
しんどくて、でも、なおかつ最終回とか未来に希望持てる話だったのがすげー良かったな。ソラトも本来オメガも別にきっぱり別れてるわけじゃなくて同じ人物の多面性みたいな描写だったのすごく良かったし、無理して元の役割やろうとしてるようにも見えた。
コウセイもなー、頼みはするけど食い下がらないんだよな、だって友達だからって理由で無理強いするのは友達じゃないので。別れの言葉がありがとな!なのはさあ!!! けどさ、泣いてたよ、あいつも。
あと1話の親子!!!!
人から受けたやさしさを別の人にもできるようになるの、なあおいウルトラマンオメガってそういう話だろ、そうなんだろ。
ウタ先生語(ルー語みたいに言うな)久々に聞けて嬉しかったんだけど、最後の力が𝑵𝒆𝒗𝒆𝒓 𝑮𝒊𝒗𝒆 𝑼𝒑なのもいいですね、諦めるな!じゃん、実働の武装部隊の人達じゃなくてどちらかというと裏方の研究部署が諦めないで倒す糸口探すんや!ってしてる描写を入れてくるの、熱くて良すぎるな
第25話 ・重なる未来
こっからウルトラマンオメガ2始まらないとウソだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1
予想してた展開っちゃそうなんだけど、予想してた展開を5億点くらいで出され、こう、大満足…ありがとう、本当にありがとう、ほんとに見てよかった。
今顧客が最も欲してるもの:アユ姉にばれちゃった!2
ウルトラマンオメガってウルトラマンオメガの1話だったな。
なんで25話あったのに1話しかないんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(?????)
呪術廻戦とかでも同じメーカーから出てるグッズなのにウルトラマン特有のカタカナ表記のせいでデカすぎて買った時ゲラゲラ笑ってたクソデカアクリルブロック、これ今んとこ一番いいグッズです。
https://x.com/hisanori_natano/status/2012331213076251103?s=20
https://x.com/hisanori_natano/status/2012358278185976012?s=20
人間は意地を見せ、見ているだけでダメなら他の生命とも手を取り合うべきだったと気づく観測者、友の孤独を見抜いていた青年、命も半分こしていいと思える信頼、人類の新たな選択、いやもうな~~~~すべてがあったよな。ありがとう、見たかったもん全っっっっっっっっ部見れた。
ソラトが葛藤乗り越えようとしはじめるときの一人称が私で語彙力が高いままソラトっぽい言動するのもグラデーション的にきっぱり別れてるわけでない内的な葛藤と抑圧と本心の混ざり合いみたいな一言で表すの難しいような表現してるのすごかったな。近藤さんの芝居がすごすぎる。
コウセイも日常パートとかでさんざんオーバーな芝居でクソでか大声だしてるのめっちゃ面白かったけど、シリアスな展開ではそのクソでか大声で思いの丈をぶつけるの本当にいいんすよ…それの一番すごいやつ終盤いっぱいあってよかったな、同じ人間の挙動って感じで…マジで良かった。
そういえばウルトラマンの融合って人間サイドが死ぬ→ウルトラマンが命共有してくれる…のパターン多いけどオメガの場合、二人とも死んだわ→一緒になればなんとかなる!だったの、最後までソラトとコウセイ対等でよかったな、なかよ死すな!!!!!
劇場版なくてもいいけど「もしも最終回を受けてのウルトラマンオメガ2があったら…のうちの1話」をやるみたいなコンセプトで30分くらいのVシネマやってくんないですか???? あとアユ姉とウタ先生のこともあんないい出会いの話聞かされたらさ、見せてくださいよ、同性コンビうまうま番組がよ~!!!
なんかほんとに満足感すごいよ。
素晴らしい作品でした、本当にありがとう。
特別総集編・アカジナリアキの〇〇シリーズ
これはまとめて書いておくんですが、特別総集編だけどすげー気合入ってまとめられてて、市井の人から見た怪獣災害とウルトラマンとか、隣人としてソラトとコウセイどう見えてるのかみたいな違う視点でオメガのこと見れておもろかったなーと思うんですけど、それはそれとしてニュージェネゆかりの方が演じるにしたって上の階のおじさんちょっと言動がこわいよ!!!! アユ姉のこと絶対紹介しないで!!!ってずっと言ってた。ただでさえ本編で異常おじさん多いのに総集編でまだ増えることあるんだ。
でも最後の3本目すごい良かったな。自分の前職がコロナの時に似たような感じで社長が苦労してたの思い出して、頑張ってほしいなって思った。言動たまにやばいんだけどこの人も別に悪い人じゃないんだよな、地道に頑張るマン。
✦この作品に対して色々と思ったこと
こっから先はシリーズ通しての感想をつらつら書いていこうかなって思うんですけど、記事冒頭にも書いたんですが1クール終了時点の記事とか24話時点の記事でもうけっこう書いちゃったんで重複しちゃうっていうかまんまコピペしてるとこもあるんすけんども。いいすか…。
✦スケールはでかいけどウルトラマンも人と同じ悩みを抱えている
自分がオメガの作風で好きなところ、ウルトラマンって種族とか存在としてのスケールはでけえけど高尚な上位存在じゃなくて在りようが違うだけで別に全然対等だと描こうとしてるとこなんだよな。どうですか?少なくともワイにはそう見えたけど。
オメガの作中においてずっとソラトとコウセイは対等に描かれている。
人知を超えた能力を持っているソラトに対して普通の人間であるコウセイという点でもそうだし、視点を変えたときには対人関係としても「他に行き場のない身元不明者」と「それを匿っている世帯主」という点でも強い権力勾配的なものは発生してない。
立場としての対等さもだけれど、それだけでない、ソラトが抱えている問題は大体普通の人間と同じなんすよね。
職業選択はアイデンティティであるか
これはコウセイとアユ姉は序盤からずっとその話が明確にコアテーマな気がしてたんだけど、「観測隊の構成員としてのオメガ」って素性がわかってからはソラトのテーマでもあるよなーって。主要キャラ3人とも立場は違えど同じ悩みを抱えて悩んでいる。
仕事ほっぽり出した(自由意志でそうなったわけではないとはいえ事実上そうなっちゃった)ソラト、仕事何したらいいかわからんかったコウセイ、本来の専門分野ではない分野で仕事をすることになったアユ姉、この3人が仲良しになった結果、「職業的な肩書でなくて実として自分はなにをすべきか」の結論になったのはウルトラマンオメガって作品はなんだかんだ最初からずっと単に職業に限らない人生の身の振り話してたんだなって思う。
食うに困ってるしこれでいいのか悩んでるブルーカラーのアルバイト青年なとこがオッ物珍しくていいですねと思ってたら、スケールがクソでかい存在のウルトラマンもそういうこと悩んでる…って内容だったし、結局最初から最後まで通しで好きな要素だぜ。
そして、ソラトの選択がまさにそういう事言ってる。
観測って言うけど見てるだけで変わらないなら他者と協力するべきだって気付いたソラト、人類の新しく必要とされてできた怪特隊・SDFから一歩進んだKSSITって組織、既存の仕事への転職・就職だけじゃなくて仕事を内側から変えたり新しく作るのも大事だよって話もしている気がしてすごく良かったな。
それと、今になって観測隊とかの設定色々思うと見てるだけだった立場から現場で実際に自分が動いて働く的な文脈があって、ソラトとしての地球での生き方がコウセイと同様にブルーカラー職業青年であることにめちゃくちゃ意図があるよな〜と思い、多分そのへんの職業のことナメてないの、見てるキッズの親御さんにも少なからず居るだろうと思ってるからってのもあるんだろうけど、それを現場で働いてみないとわからないことがあるよって全編通したテーマの文脈含ませて扱ってるのすごい真摯だぜと思う。肉体労働職業青年要素、単にワイの性癖に都合いいだけじゃなかったな(????????)
最終回でコウセイじゃない人が倉庫で働いてるの、さみしいけどやりたいことやるべきこと見つかったからオーナーにありがとう言ってきっと巣立ったんだって思ってなんかそっから涙止まらんかったな。
友情と利害
「なぜ我々を助けてくれるのか?」の答えが「友達だから」「手を取り合うことで変わるものがきっとあるから」なのはものすごくきれいだし、別にこれはウルトラマンじゃなくて人間でもそうだよなって。
経験したことがある人も多いと思うのだけど「友達料金」というものがある。専門的な技能を持った人に対して友達が「これ頼めない?」と仕事をお願いして「友達だからマケとくよ・タダでいいよ」と言って請けるやつ。
それだけなら別にいいんだけど、より狭義には、そこから一歩悪い方向に進んで(初めは良かった関係が壊れてしまったのか、元から利用する気で近づいたのかとか、色々あるが)そういう友達をタダ働きしてくれる便利な労働力やツールとして使ってしまうこともね、あるんすよ。
これをされるととてもつらい。
仮に相手にそれを抗議した時に、金さえ払えばいいんだろと返されてもなおつらい。友達だから力を貸してやりたいし放って置けないから手伝っていたつもりだったのに労働力だと思われてると本当につらい。おう、すごい自分のこと話してるみたいになってきたな…。
コウセイは「友達だろ!」と言ってオメガ(ソラト)のことを自分に利があるわけでもないのにかばうし、すべて思い出したソラト(が、まだいるのかコウセイにはわからないが、そのつもりで語りかけている)に、もう一度戦ってくれないかというのを頼んで断られたら食い下がらず去っていく。コウセイはソラトのことを本当に友達だと思っているからだ。
ウルトラマンが人間を友達だと思ってくれてるのと同じくらい、人間のほうもウルトラマンを友達だと思ってるのが大事なんじゃないの。
いつかの食うに困ってた時のバナナも最終回の命も同じでお互いに友達だと思ってるからつらいことも分かち合えるんだろと思う。
宇宙人はおもしろギミックなのと同時に現実にある色々なもの
ここまであげたものもそうなんだけども。
あんまこういうの言い過ぎると社会派くんがよ〜って言われそうなのでアレなんだけど、宇宙人ってことにして「言葉に難のある戸籍と身寄りがない青年」を「自分も別に金があるわけでないブルーカラーの青年」が匿ってる…をあんま悲観的じゃなく子供向けでやれてるのもオメガの結構好きなところだぜ。
「素性のせいで捕まっちゃうので具合悪くても病院に行けない」って、それってさ~ねえ~具体的には言わねえけどよ、あるよ、現実でも。
あと、昨今言語化ブームですけども、すごく立派な才能があるけどどうしても口頭での会話がうまくできなくて損をしたり馬鹿にされてる人ってめちゃくちゃいると思うんだけど、ソラトもそういう存在だけど馬鹿にされてるような描写がないのがいいんだ。言葉が不自由って別に頭悪いわけじゃないよ。
血吐きマラソン案件とか異星人と地球人の関係性とか怪獣との共存をどうしていくかとか敵の脅威の災害性とか、ウルトラシリーズに強く出てるフィクション性の素晴らしさってそういうところだろと思っている。それを単発の1話完結だけじゃなくて1シリーズまるごと大真面目にやったのがすごく好きなところだぜ。
現実にある題材をそのまま扱うのって難しい。
どんなに丁寧に扱っても当事者を傷つける可能性が高いし、無理解な人がいうて脚色あるからと嫌なことを言うかもしれないし、なによりも作っている方も感情移入しすぎて冷静に作れなくなる(感情移入で放っておけなくなるのってこれオメガっぽいな…)。
私は最近仕事で実在の割と良くない出来事を扱う機会があって、作品としてきれいにまとめる事と現実のままならなさで板挟みになってしまって、だいぶしんどくなって四六時中調べてたせいもあるけどしばらく毎日題材になった出来事のことが夢に出た。作る方もだいぶキツいんすよそういうの、覚悟がいるので。
そういうのをセンス・オブ・ワンダーに落とし込むことで理想論でもこうであってほしいとかこうあるべきだろみたいな事を見る人に楽しませながら言えるのがフィクションの一番おいしいとこだと思う。
その作品が直接なにかを指してなくても現実で同じような状況になった時に、是として「同じようにしてみよう」とか、非として「ああならないように気をつけよう」とか、あの作品ではこうだったので行動することってきっと誰しもあると思う。なかったらごめん。
なんか昔の記事でも書いたんだけどよ、よくネットで話題になる「作家は経験したことしか描けない」論あんじゃん。だいたい作家側が「俺はこーんな奇抜な設定描けるんだから経験してないことも描ける!」って言って終わる気がするんだけど、それって一面的には真なんだけど別の面からは偽だと思う。
設定とか状況はなんぼでもウソつけるし、ウソがうまいほどいいと思う。でも伝えたいこととか心情とかは空想であっても絶対作家の心のなかにあるものしか描けないだろと思う…し、それを伝えるために作ってんだろと思う。他の作家の人、違ったらごめん、ワイはそうってだけかも。
✦「善意の世界」は「やさしい世界」ではない
オメガの作中価値観、クセの強い嫌なおじさんとかめっちゃ出るんですけど、それでも割とずっとマジの悪い人なんかそうそういないよみたいなめちゃくちゃ性善説ベースなんだけどそれはそれとして間違いや不慮の事故は起きます……善意のかけ違いなどはあります……なので厳しくはある、厳しい性善説、めずらしい(????)
愚かしく見えるものも善意や努力かもしれない
「人は基本的には善の心を持っているけど善の心で間違うこともある」って多分その場にある人の善の輪の中に自分が入らないとわかんないことで、完全に客観視だとただひたすら愚かなだけに見えるみたいなの結構ポイントだと思うんすよね。
最終章でのゾメラの存在、パッと見は人おろか案件とか血吐きマラソン案件なんだけど(自分もリアタイで見ながら実況してる時は反射で言った)、これまでのオメガの話を思い返すと客観的に見ると愚かに見えても内輪に入るとみんな頑張ってて善処しててそれでも間違いは起こるって文脈な気がしていて、そう考えると単に愚かともいえず…と思ってたら1/15のコウセイの日報でまさにそういう話をしておった。
一歩引いて外から見てると馬鹿だな〜愚かだな〜となる過ちも、仲間になって一緒になってやってみるとこういう理由があってとかみんな頑張ってるのがかけちがってて…というのが見えてしまって放っておけなくなってしまうってことで…………それってオメガの物語そのものだろ!!!!!
ゲネスの人たちも多分地球人と同じだったし、きっと「オメガ」もそう思っていたんじゃないのって
そんなわけだからゲネスの人たちも最終的には自滅からの侵略って間違った道に行っちゃったけど、(最終的には感情がこらえきれなくなっちゃったものの)アーデルみたいな人もいたわけで、必ずしも100%の悪とかじゃなくて、自分たちのために頑張ってたのが間違った方向に行っちゃったんじゃない?なんて思っている。
ソラトが記憶を取り戻した状態であるところのオメガ人間態、アニメージュのインタビューにもちょびっと強迫観念の具現化ぽい事書いてたけど、オメガもソラトも結局は同じ人物の多面性で、見てるだけで救えなかったゲネスの人たちにだいぶ良心の呵責みたいなの感じて(もっというとその人達がよそ侵略しようとしてるのを複雑な気持ちで本気ではやっつけきれなかったのが1話の頭で)、素朴にもう一度素の状態で物事見てみたくて切り離した元々持ってた気持ちがソラトなんじゃないのとか思ったりしている。
最終話でソラトは観測隊やってた時の元々の気持ちを自らポツポツ話したり、コウセイに人と話してみたかったんだろって言い当てられたりするのだけど、1話の「見捨てると気分が悪い」って本当は本編開始前からずっと何百年も何千年も思ってたことなんじゃないかな。
「真実を知らされたので思い出した」のって、より正確にはそれまで心の防衛機制で切り離してた強迫観念みたいなの再接続しちゃったみたいな気がしてて、だから所謂「オメガ人間態」出てくる時あんなしんどそうなんじゃないの???
別人みたいだけど、ソラトん時にもそういう観測ムーブはちょくちょくあったし(例えばカネナリさんにお金のことについて尋ねるくだりとかそうよねーと思う)、24話の人間態状態もなんかどっちかつうと無理に本来の在りようでいようとしてるようにも見えたし、別に両者はめちゃくちゃきっぱり分かれてるわけじゃなくて無意識にその場で心がしんどいこと避けようとスイッチしてんのかなとも思う。
だから最終話の私の一人称のままソラトの葛藤をするところのグラデーションのような感情表現すげー良かったな、心ってそんなに切り離せたりはっきり分離できるもんじゃねえもんな。
月はなぜ輝いているのか
さっきも書いたけど人の善意や尽力によって生まれた愚かさで善意によっても惨事は起きるってことこんなガッツリ描いておいて、それでもこの作品は人の善を信じている。たとえ悪いことが起きるとしても善意を忘れることはない。ワイはそこが好きなんすね~。
オメガにおいて度々イコン的に描写される月って別に作中に重要設定あるわけじゃないしソラトの境遇を思ってかぐや姫説とか色々言われてたけど(かぐや姫って天上の罪人が記憶を消されて地上に流刑される話なんでまったく引いてないわけではないとも思う)、これって月の輝きは太陽の反射なこととか月の欠けは地球の影だとかを「人に受けた優しさをまた別の他者に返すこと」とか「地球人の行動によってその輝きは変動する」みたいなメタファーなんじゃのい??とか思いました。
アニメージュのインタビューとか思うと人から受けた思いを如何様に自分も持っていくかみたいなところがこの作品においてすごいデカい気がしていて、これまでの回を思うとあああれもそうだこれもそうだとなった。
23話後のコウセイの日報読んで、気持ちの整理とかいうとるけど前回の日報とかも思うと、ずっとは居るつもりないと思うけど行くとこ見つかるまでは居ていいよって旨はコウセイ自身がオーナーに言われたことでもあるわけで、それはシンプルなずっと居ていいよとはまた違って自分も「そう」だから行先見つかったんなら仕方ないよなみたいなことを思っている気がして、おーーーーーん…と前回までの話数とか日報読んで思ってたとこで24話での1話の親子だよ!!
コウセイがオーナーから受けた優しさをソラトにもできるのと同じようにコウセイから受けた優しさを1話の親子がまた人にしてあげられてるの、この作品の「そのもの」だろ!!って思ってしまったんだよな。
最終回、なんか人とはあまりに違いすぎる存在のソラト(オメガ)もその人の想いの連鎖の輪に入れた感じがしてすげー良かったな。
✦映像作品としてのウルトラマンオメガの好きなところ
映像作品としてのオメガってすげー素朴なんだけどすげー強い作風があるよなーと思ったので。1クール終了時点の記事でけっこう書いたことなんですが多少映像で口に糊してんで語りたいなと思い。
視覚的な演出に文脈をバチバチに込めている
ウルトラマンオメガの作品としての第一印象って良くも悪くも「地味で素朴」で、ワイにとってはすげー好きなとこなんだけどそれ故に物足りない人が多いだろうなとも思ってるんですけど、結局最初から最後までその素朴だけど手堅い演出がマーーーーージでバッチバチに効いていましたね。
ここで言う演出というのは、視聴者が感想として言うときの1シーンや1カットに対する「あのシーンは迫力があるCGですごかった!」とかではなくて、「こういうカットをここに挟んでこのカットでカメラワークをこう撮るとこういう情報が伝達できる」といった連続性のある実務的な意味での演出です。
↓これは前半の9月末の時点でもう脳がジュージューに焼かれてるオタク
https://x.com/hisanori_natano/status/1971779669252022680?s=20
https://x.com/hisanori_natano/status/1971781627329327111?s=20
どうすごいのかはもうコピペするのもだりーくらい長文で1クール終了時点の記事で散々書いたんでそっち読んでほしいんですけど、これをまーーーーじで1シリーズ通して、複数の監督もまたいで最初から最後までやり切ったの本当にすごいんだよな。恐れ入った…。
ワイのお気に入りの演出は各話感想でも語ってるんですが以下のとおりです。
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「5話のあの文脈でカットバックで入るソラトがいないことで所在なさ気なコウセイ」
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「12話のラストシーンでただいまとかいうカットが入るでもなく既にコウセイの隣で話聞いてるソラト」
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「14~15話の深刻な話の時のバリバリにコントラスト効いた画面から、ソラトが『見ていたい』って言い出すあたりからフワーッと明るくなる絵作り」
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「23話での12話でソラトが焼きそばを食べ終えてごちそうさまを言って出ていった文脈在りきで、対比されるかのような無言で手を付けられずに放置された日の丸構図の焼きそば」
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「最終話の状況が明言されるでもなく、コウセイの首からかかっているメテオとコウセイの複雑な表情」
特撮パートは近年の派手派手な表現を見ていると物足りなさを感じることもあったのですが、ドラマパートの演出の巧さが近年の作品だと本当にぶっちぎりですごかったなと思います。そのドラマパートの文脈もしっかり汲まれてる特撮パートも地味だけど見返すと味がすげ~するんですよね。冗談抜きで全部のカットに文脈と意味がある。そんな調子で2クールもぶっ通しでやるの怖すぎる。一般ドラマでもここまで視覚情報にギッチギチに文脈込めるの徹底してるのそんなにないよ。
1クール越しにもう一回言うんですけど、派手ではないけど本当にすごいことをやっているのでもっとこの作品が褒められてほしい
以下は以前の記事から丸ごと引用なんですけど、今でも気持ちが変わってないのでもう一度載せておきます。
ウルトラマンオメガのすごさ、多分パッと見わかりやすくみんなすごい!!って思う特定の監督に見られるような派手でかっこいい作家性の強いホームラン的なすごさ(もちろんそれもめっちゃすごいことです、多くの人をびっくりさせるような表現ってやっぱすげーから)じゃなくて、なんか全員野球でヒットや四球重ねて犠牲フライとか走塁で1点ずつ得点するみたいな地味にすごい玄人好みのことやってる…といった感じなのです。
野球ファンすぐ野球で例える、よくないよ、押忍。ウルトラシリーズの映像表現って1話完結の強み活かして各話担当監督の個性を出せば出すほどよくて派手なら派手なほどよいと思ってたんですけど、一話完結だからこそ強固に意思を持ってシリーズ通して指向性がある方針をここまで貫き通して全体に一体感をだしているの、ちょっとあんま見たことないタイプの迫力があります。
(中略)
また、「セリフばかりに頼らず映像に寓意をたくさん含ませる」+「地味な絵面(※意味がある、今後意図的に変わりそう)」は、結構最近のライトめなエンタメ映像コンテンツの流行っぽい「セリフでしっかり説明する」+「寓意はあまり含まないけど見ていて派手で華やかな映像」と逆行してる面もあって、そこをこっちに振り切った勇気すごいな!?とも思います。勇気。
主演の近藤さんの芝居に全幅の信頼を置きまくっている
有名シリーズの新作特撮の主演って一般的にはほんとにフレッシュな若手が抜擢されることが多いんだけど、今年のソラトの近藤さんってそうじゃなくてもうかなりキャリアある方なんすよね。
ソラトってすげー難しい人物造形のキャラ。
そもそも普通の人間でないところも難しいんだけど、終盤の観測隊の事情が明かされるあたりまでは情緒が何かをフックに爆発的に変わるとかではなくてスライダー的にヌルーーーーーッと変化します。大きな変化じゃなくてマジで徐々に変化していくって作劇としても難しいので、あんま見たことねえタイプの成長をするキャラだぜ。それでいて終盤は本来のオメガとしての一歩引いた冷徹な側面もあって、でも別に完全にきっぱり人格別れてるわけでもない…みたいな、あまりにも繊細すぎる表現が求められるキャラってわけ。
現在のウルトラシリーズって2クールなのでキャリアある俳優さんでもスケジュールどうにか押さえられるとか、一昨年のブレーザーでの同様に既にキャリアある蕨野さんの主演がうまく行った例だとか、こういうアサインをできた色々理由はあると思うんすけど、それをフル活用したキャスティングだなあと思います。こんな難しい芝居できる人そうそういねえよ。
近藤さんの芝居が上手すぎるのはもう見てりゃわかるくらい圧倒されるんであんまわざわざ言うことはないんですけど、一点だけ特筆するなら目線の芝居がすごいんだよな。おそらくオメガの「観測」「見る」がキーになっている設定上、ある程度意図的なディレクションはしてると思うんですが、生身の人間ってこんな正確に目線動かせるんだってビビる。
注視ってすげー難しいです、尋常じゃない集中力がいるもんな。
自己紹介なんですけど数値で目線指定できる3DCGでも人と目を合わせるの苦手な人間が芝居つけると全然目線が正確な方向むかないんすよ…生身の人間でこの目線の芝居ができるのは本当にすごいことなので再視聴する機会があったらぜひ目線の芝居に注目してください。
こんな繊細な芝居ができる人に難しい役をディレクションしてバッチリ応えてくれるのってさぞ作ってる方も楽しかったろうと思います。いい役者すぎるよ。
あと近藤さんインライとかツイートとか、ずっと最終回までソラトのこと故人みたいな言い方してたの怖すぎたんだけどこうやって最終回見てみると人間の姿が実際にあるソラトとしての一生をやり切った解釈だからなの、本当によすぎる。
実質W主人公だよこんなのって思ってたらマジでそうだった
あと近藤さんの話をしたらこちらも外せないなと思うのってやっぱ実質W主人公だったコウセイの吉田さんです。
「有名シリーズの新作特撮の主演って一般的にはほんとにフレッシュな若手が抜擢されることが多い」って書いたんですが、名目上の主演にはキャリアある方を連れてきたけど別にそっちもやらないとは言ってないんだよな~!おいおいおいおいおい、最高すぎるぞ、そのやり方が。
キャリアのあるキャストの繊細で難しい珍しいタイプの人外キャラの横にフレッシュな感じのキャストでオーソドックスに元気いっぱいの思い悩む善良な若者キャラを置きます、そしてそいつも実質主人公です、おい!!!!やりやがったな!!!!!!!
「オーソドックスに元気いっぱいの思い悩む善良な若者」ってめ~~~~ちゃくちゃいいんですけど、ともすればベタすぎてど真ん中の主人公にするにはストレートすぎて逆にひっかかりがなくて難しいみたいな所あるんですけど、いわゆるワトソン役として、それを自由奔放な変なキャラのサポートみたいな役割にすると奇行に反応する役回りになってすごい活き活きしてきますし、その変なやつの説明役もできたりする。そうすることで実質もう一人の主人公で在れるってね。
そしてソラトがスライダー的に徐々に情緒が変化する珍しいキャラだとしたら、コウセイの方は都度ターニングポイントがあってその度成長する明確なキャラ。こういうのって元が普通の青年のほうが上げ幅大きいので、すごくいいキャラ造形だなと思うしオーソドックスな主人公って普通はそう、普通主人公はそうだよなってみんな思ってたと思う、だから最終話でマジでコイツも主人公なんすよ!!!!!ってわかった時のカタルシスすごいんだよ~!
不思議なもんで、吉田さんって宣材写真とか他のお仕事見るとアンニュイな表情とかもしっかり出来てめっっっちゃくちゃかっこいい方なんすけど、コウセイやってる時のクソデカ大声だして大騒ぎしてる親しみのあるフツーのあんちゃんっぷりホントにすごいんだよな。
ソラトの無邪気な行動に大声だして大騒ぎしたり、誰しも持つような普遍的な悩みに真剣に悩んでるところとか、逆に大真面目にやると特徴づけ難しくないか???って「普通の青年」の芝居がめちゃくちゃ上手い。
実は現実に「普通の青年」っていないんすよ。
案外みんな特殊な事情を持ってたりしてて、普通って色んな情報を平均的に集めてぼんやり脳が導き出した幻想みたいなものです。でもその誰にでも近いけど誰でもない普通だからこそ誰しもが思いを馳せられるんじゃないかな。けどコウセイもよく見ると別に普通ではないんだよな。それでも普通って思える人物造形をしているし、吉田さんの芝居で実現している。
これもまた近藤さんとは違うベクトルで芝居がうまいってことなんだろうな。
2クールの自覚が芽生えたっぽい
ウルトラマンって伝統的にバラエティ豊かな1話完結が持ち味みたいなところがけっこうあるんですけど、ニュージェネ以降は特に縦軸もちゃんとやりたかったりおもちゃとかの商業的な都合で設定が複雑になったりで2クールでやるには設定が多すぎるだろ!!って思うこともしばしばあって、更にこれにウルトラマン特有の防衛隊要素とかを入れるとどうしてもキャラが増えるので、なんというか魂が3~4クールのノリのままな事多いんだよな。
そこをオメガは割と思い切って引き算したのがものすごく見やすかったなーと。設定はすっごい素朴だし、過去作のネタって怪獣とか細かいカメオ的な描写だけで重要設定にはほぼ関わらないし、本当にずっと出てるレギュラーキャラってソラトとコウセイとアユ姉だけ。3人。
でも設定と人物は少ないかわりに各話に散りばめられたテーマに対する文脈がてんこ盛り。
折り返しと終盤以外はホンワカして見やすいシンプルで素朴な1話完結ずっとやってたはずなのに終盤に来て1話完結でやってきた文脈が全部回収されたのすごくて、1話完結と縦軸の両立と2クールの短さで試行錯誤してきたニュージェネにおいてやっといいバランスを見つけられたんじゃないの感かなりある。
設定こだわり派オタクに怒られそうなこと言うけどワイは作品とは設定資料を開陳するものではなく思いを伝える手段だと思ってるので伏線とか設定は別に投げっぱなしでもいいと思ってるんだけど、その思いである文脈は回収すればするほどいいだろと思ってるからオメガってずっと文脈回収芸で気持ちがいいんすね。設定も別に物語が楽しめなくなるほどは投げっぱなしにはしてないしね。
あとキャラが少ないのでランダムグッズにおいて制作コストの安い缶バッジで何引いてもソラトかコウセイだけの各10種!とか、作中ゆかりの食べ物缶バッジ!コンプセットあり!とか妙なことやってるのおもろすぎる。食べ物の痛バ作りたすぎる。
でもさ、最終回思うと、要素を減らしたって言うより魂が3~4クールのノリのままってこと自覚した上で続きを想像させるって大仕掛けをしたのかもしれません。ウルトラマンオメガまだこっから半年あるって言われても全然信じる。ないの????マジ????
武居監督の作風について
これはぜんぶオタクくんワイが憶測で言ってるので実際ご本人がそうかは知らんしもちろん他のスタッフ陣のご尽力もすごいのですけども、武居監督、市井で暮らす普通の人の善の心的なのをモブとしてじゃなくて中央に据えたい・誰も悪くないはずなのにその善に対する複雑な感情・それでも人の善はあるだろ…みたいなの結構コアテーマなんだろうなとは以前の担当各作からもずっと思うんだけど、オメガはそれがものすごくソリッドになった気がするぜ。
「市井で暮らす普通の人の善の心みたいなのをモブとしてじゃなくて中央に据えたい」が結構ヒーロー物の監督の指向性としては珍しい気がするんだよな。ヒーロー好きは名もない無数の市民の応援で立ち上がるヒーローに大体脳焼かれてるんだけど、言い方雑で恐縮ですが武居監督って「その無数の市民にも名はあるじゃろがい!」みたいな作品出してくる傾向強い気がする。
だから名もない市民なんてものはいなくてヒーローでも戦う仕事でもない人だって頑張ってるだろみたいなのずっと描きたいのかなって思ってたけどヒーローものとすっごい食い合わせ難しいテーマよなって思ってた。都合どうしてもヒーローが目立つし、あまり頑張らせすぎると普通を逸脱するので。
でもすげーなんかそういうのやりたいのかな〜ってこれまでの作品でもうっすら思ってたことめちゃくちゃオメガですごい明瞭化した感じがある、監督まだまだこれからもキャリアは重ねられるとは思うんですが、やりたいとおぼしきテーマとしては集大成ではないですか?
そしてこれは数多の観測隊員の一人だったオメガもそうで、オオキダソラトやウルトラマンって名前をもらってそれに応えていく話だったんだよな。こーーーーーれもすごく良かった。すべての事象って物の数じゃなくて個があるんだよな。すべてのものには名前と物語がある。
最高のウルトラマンを作り上げて飲むビールぜってえ旨いじゃん…本当にありがとう武居監督。
✦作品としてのウルトラマンオメガへの不満…を書こうと思ってたんだけどさあ~!!!!
この記事、書きたいことあまりにあったのでちょっとずつ書き溜めてたから最終話前に書いてた部分かなりあって、めちゃくちゃオメガのこと褒めてるんですけど、それでも不満がまったくないわけではなくて、そのへんも書いとかないとあんまフェアじゃないだろと思うので書いとこうかな…って思ってたんですけど…なんか最終回見たらこれもさぁ!ソラトが愛した世界だぜ!?しかもコイツラの人生ってまだ続くんだぜ!!!ってなっちゃってさ…不満なんですけど、全部オチにでもそれのよさもあるんだよな~みたいなクネクネオタクになっちゃった…もうダメだ、こんな最終回見たら全部あばたもエクボになっちまうよ、せっかく書いたもんで一応最終回見る前の自分の気持ちも大事だから書き残しておくんですけど全部のオチに「でもこれってそうなんですよ~!!!」って最終回後の再解釈ついてるので不満になってねえかも…。
ゲストキャラのおじさん率が異常
ゲストが思い返せばクセの強いおじさんばっかりすぎる。なんでや。
9月の時点でこの感想なんですけど。
当時のワイよ、おじさん、まだ増えるよ。
https://x.com/hisanori_natano/status/1965020019424964846?s=20
流石になんぼなんでもこの量のおじさんは3~4クール分のおじさんだろ。
ソラトの色んな人と関わってその人達に幸せになってほしいなって思い出にクセの強いおじさんが含有されすぎているのでいろんな人との関わりを思うならいろんな人をだして欲しかった気がします。いろんな人っていうかいろんなおじさんになってるの、思い出っちゃそうだけどクセが強い。
でも、ソラトとコウセイの物語ってこっからなんですよ!!!!
様子のおかしいおじさん以外にもこれからたくさん出会うんですよ…!!!!だからここまでは様子のおかしいおじさんばっかでも全然いいんですわ。
あと最終回後に出た監督のインタビュー記事だと「単発回では大人の男性を撮ることが多い」って言ってらしたので、メイン張った武居監督の作風かもしれない。
15話が終わったあとの単発回
オメガの全体的なストーリー構成について、「素朴な1話完結をやりながら縦軸への文脈をばら撒く」ということをしているので、大きく動く縦軸の回については結構万人が楽しめたと思うんですが、おそらく各話の面白さ重視の人と縦軸の面白さ重視の人でかなり意見が違うと思うんですよね。
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各話の面白さ重視の人はおそらく前半の近年にしてはシンプルで素朴な話に物足りなさを感じる(特撮に対して目の肥えてる個々の表現とかギミックが好きな人はこっち多い印象)
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縦軸の面白さ重視の人は日常の積み重ねから得られる流れを楽しんでいたので後半の怪特隊パート始まって以降の単発回の唐突さに不安になる(キャラクターやシナリオにのめり込んでる人こっち多い印象)
自分は後者かなあという感じです。
15話までで一般市民の立場から怪獣に関わるソラトとコウセイの話は一区切りついて怪特隊としてのお話が始まるわけなんですけど、最終的にはオメガ全体が第1話みたいな作りではあったんですが、放送中のお話の構造としては15話までが「第1話」で怪特隊結成から普通のウルトラマンの第2話以降みたいな単発回が始まったなーと思う。
が、ここから普通に「第2話以降」をやられるにはもうワイはソラトもコウセイもアユ姉も、主要キャラのことを大好きになりすぎている。単発回よりも主要キャラが軸の回もっと見たかったんだよな~~~~~!!!!
あとやっぱソラトが掴みどころ難しいキャラでコウセイがわかりやすくて話を回しやすいキャラなのもあるんですけど、それってセットで動かすの前提のキャラ造形だと思うんだよな。ソラトがなんかやる→コウセイがワーキャー反応するで回してる実質W主人公体制なとこが面白いじゃないですか。
だから露骨にソラトがあんま話に絡まなくてコウセイとゲストキャラで話し回されると、ああこの回ってメインスタッフあんまりソラトの扱い得意じゃないのかなーとなりちょっとがっかりするんですが、特に18・19話がなんか割とそういう傾向強かったので終盤これ大丈夫か…?ってかなり心配になってしまった。いやまあ最終話まで見たらそのへんも全部許せてしまったんで杞憂だったんですけど。
逆にソラトとゲストでお話回してる話って第5話だけなんだけどこれは本当~~~によかったですね、セットで動かすべきキャラの片割れが単独行動するのにめちゃくちゃ意味があったので。あともう一生言ってるんですけど、5話のお手本みたいな効果的なカットバックでお互いが不在の状態を見せるの本当にすごい、人にカットバックの効果を説明する機会あって5話見せたもんな(公私混同)
単発回もおもんなくないわけではないし各話にしっかり縦軸の要素が散らされているの本当に良かったんですが、だったらまだ掘り下げ甲斐がある準レギュラーのウタ先生とかタイラさんのお当番回があっても良かったなーって思います。ウタ先生とかタイラさんも大好きだからお当番回あったらきっともっと好きになれたと思うので…って思うんだけど、これもさ~~~~~~ね~~~~~!!!???!?!?おい!!!!あるんだよ、この先、テレビにはないんですけど、あるんだわ!!!!あるんだよ…ウルトラマンオメガ(全25話)ってウルトラマンオメガの1話なので、まだねえだけなんだわ。
戦闘地味めだしロケーションが山間部すぎる
てっきり獣害問題とかにかけてて山間部から市街地に怪獣の被害ドンドン広がってくる流れだと思ってたんですけど、けっこう普通にずっと山間部だったな???
怪獣のコンセプトや市中の人の反応自体は最後まで実際獣害問題と近かったのでものすごい的外れな読みではないと思うんですが、どちらかといえばそういう街に降りてくるのを調べたり頑張って阻む人達の話だったなーと思います…………………………なあおいこれってウルトラマンがいるだけでウルトラQもやりたかったんじゃないの??????
https://x.com/hisanori_natano/status/2012349134485991917?s=20
ウルトラマンの新たな60周年からの船出をやるためにはウルトラマンの歴史の全てをやる必要があって、そこにはQも切り離せないってこと????「ウルトラマン」オメガってこれから始まるので地味なのもめっちゃ意味があるってこと~????
ただ、オメガが大好きな人間としてはもっと見たかったな、銀色の摩天楼の間に真っ赤なオメガが立ってるの。絶対かっこいいので。
時間帯もほぼずっと晴天の真っ昼間だったの、なんかちょっと普通の人とは違うんだけど青春してる感じの作中の雰囲気とはすげー合っててよかったんですが、せっかく数少ない全身真っ赤なウルトラマンなので00年代までのちょっと紺色系のと違って近年のニュージェネのかなり真っ黒に近い夜のホリゾントにオメガとカラフルなメテオ怪獣が並び立ってるのとか、真っ赤な夕日にそのまま溶けそうなオメガとか見たかったなと思う。
もしかすると、(それはそれで思い入れのある作品なんですが)ギンガが当時の買収後初めてのウルトラマンで、予算の都合なのかそこから決められた設定なのかめちゃくちゃ山間部のロケーション多かったのも思い出したんですが、もしかしたら60周年記念作にリソースや予算を割かれて同様の状況だったりしたのかなーとか邪推(※まじでオタクくんの妄想なので真に受けないでほしい)してしまうんですが、だとしたらそれをうまくストーリー性に組み込んでてそれはそれでめちゃくちゃすごいことだと思う。
この作品が好きだからこそ見たかったものがすごくある
なんか不満っていうのが「出来が悪いなー」って不満じゃなくて、このキャラとかこの作中世界とかお話とかのこと、もう大好きすぎるんで、な、なんでこれがないんですか!?がいっぱいあったんだけど、「それは映像として存在しないだけで彼らの物語にはきっとある」って終わり方されたから、多分あるよなー!!!!になっちゃった。
コウセイがKSSITに進路決まって退職のときにオーナーに外食連れてってもらう回とか、ウタ先生とかタイラさんの個別のお当番回とか、アユ姉の助手ポジすっかりコウセイが収まってしまったので駄々こねてるカミヤの回とか多分あるんすよ、映像になってないだけで。なんでだよ!!!!!
✦近いものを感じる作品とか
オメガ見た時に前話したのとは別のこういう作品のこと思い出したよっていうのを追加でもう少し。
小林泰三先生に思いを馳せる
新作のウルトラマンのタイトルが「オメガ」だって聞いて一番最初に思い出したのってやっぱ小林泰三先生の「AΩ 」だなーって。
玩具修理者などで有名な小林泰三先生ってめちゃくちゃウルトラシリーズの大ファンで実際公式の小説も時々書いてらっしゃいました。なんかあのくらいの時期のハヤカワからウルトラ関連小説いっぱいでてた企画すげー良かったな。
ほんでAΩ。
作風的にホラーとか猟奇的な要素あるんですが小林泰三先生なりの初代マン再構築と言った感じ。シン・ウルトラマンのときにULTRAMAN(映画)といっしょに少し話題になった記憶あります。めっちゃ大雑把に基本設定いうとマジで初代マンなんだよな。あとジードん時にベリアルアトロシアスの初期設定の名前がアルファオメガで元ネタになってたってどっかで聞いたけど又聞きなのでそれはよく知らないです。
オメガだとソラトとコウセイの意識が不明瞭に溶け合うようなことにはなってないんですが、人との融合タイプのウルトラマンの意識の行方に思い馳せたりする人は結構読むの楽しい作品だと思うのでぜひ。
そもそも初代マンやセブンあたりの原典的な作品への再構築みたいな方向性も近いんですが、価値観や常識はあまりにも違うけれど自分と近い悩みを持つ宇宙人と地球人のコンビ物的な要素があったりとか、他の怪獣を取り込んでどんどん強くなる怪獣だったり、ウルトラマン相当の「ガ」が仕事うまく行かなくて半ば左遷的に地球にやってくるんですがその時に記憶むしられてたり、個人的にはすごくシンパシーあるんですよね、AΩとオメガ。
小林泰三先生は残念ながら数年前に夭逝されてしまったんですが、近年の作品も楽しみに見てらしたようなのでご存命だったらこういう内容でこういうタイトルのオメガのことどんなふうにご覧になったのかな~と思い馳せたりしています。
散歩するウルトラマン
各話感想でもちょっとタイトル出したんですが、オメガの作品自体っていうよりは1話のソラトの第一印象で思い出したのは黒沢清監督の散歩する侵略者です。これ原作は舞台らしいんだけどさすがに追いきれてなくて恐縮なんですが、最近も再演してたらしいんでいつか機会あったらみたいな。
https://youtu.be/Yr5yCROt68Q?si=kLIDzffvk_vLe6XI
宇宙人が地球侵略のために人間を乗っ取って言葉では伝わりづらい概念を奪っていく話なんですが、宇宙人は現地の人間を「ガイド」としてコンビやグループ組んで活動していくので複数組み合わせが見れるのも面白いです。
で、主人公コンビです。
不倫して冷え切った関係性だった夫の真治を乗っ取って記憶喪失ということで妻の鳴海の所にやってきた宇宙人の「しんちゃん」なんですが、侵略と言いつつなんかすごいのほほんとしてて無知でポヤンとしたとこからパートナー振り回しつつ色んなものに触れて情緒育ってくるのなんか…近いものあるんだよな…。
そんでこの宇宙人、侵略自体をやめたいわけじゃないんだけど、鳴海とうまく行かなかった真治の記憶と知識引き継いで「いい真治」になろうと頑張るんだよな…眠っている本物真治の意識も鳴海との関係やり直したかったから融合して託したんじゃないと思ったり。んで、「しんちゃん」が最後に奪う概念ってすげーベタなんだけどそれによって起きる結末がいいんすよ。ここさ~~~。
もう一方の記者の桜井と若者2人宇宙人のグループも良いんだよな。
こっちの宇宙人たちは本当にもう人間の意識乗っ取りきってしまってるのか使命に忠実なのかすごいノリノリで侵略しようとしてる。桜井と天野(宇宙人)の関係も味があって良いんすよ。ネタバレになってしまうんですけどウルトラマンの逆です、それもよくてな~。桜井もさ、一方的な思いだけどやり直そうとしたんだよなきっと…。
ちなみに「散歩する侵略者」の「概念集め」は結構タチ悪くて、宇宙人から概念奪われた相手の人間はその概念を忘れちゃう。それがねーまたねーよくて、概念奪われて廃人みたいになる人もいれば、その概念を失うことで幸せそうになる人もいるんだよな…「それ、もらうよ。」
この映画が公開された時のレビューで「ウルトラセブンにありそうな話」って言われてるの見たことあってその時はなんかわかるな…くらいの感想だったんですけど、オメガ見てからこんどは散歩する侵略者っぽいなって思うのおもろいかもしれん。厳密には違うけど循環参照っぽさある。
なんかこの手の作品って、オメガも先述のΑΩも散歩する侵略者も、宇宙人側が「情報」を集めるのがキーなのけっこう面白い傾向だなーと思う。
✦原典の再構築に対する複雑な気持ち
あんまり言うと別作品の批判になってしまうので手短に…。
シン・ウルトラマンでウルトラマン見るきっかけになった方とかお好きな方にはマジで申し訳ないんですけど、ワイはあの作品に対してけっこう苦手寄りの複雑な気持ちがある。シンゴジはめっちゃ好きなんすけどね。
カラー作品全般そうっしょって言われたら、さんざっぱらハマってたシンゴジやジークアクスもそうなんでなんも返す言葉ないですが、こう、言い方悪いんですけど、オタクのオマージュ早押しクイズ的な楽しみが強すぎるところとか、クセの強い解釈とか、これが二次創作同人誌だったらめちゃくちゃ手を叩いて喜ぶんですけど、これがオフィシャルな正統派のウルトラマンの再構築とされてるのけっこう気に食わなくて…そういう方向性だとULTRAMAN(映画)のほうが好きなんだよな…
あとこれは個人の好みの問題だし作品じゃなくてオタクへの私怨なので聞かなくていいんですけどワイ長澤まさみすげー好きで、真田丸のきりちゃんとか先述の散歩する侵略者の鳴海さんとか大好きなんですけど、シン・ウルトラマンの浅見はマジで長澤まさみに「おじさんの考えたキャリアウーマン」とインストールされた感じとそれをいじるような描写がすごい嫌であんま好きじゃないんですけど、そこが好きじゃないって言ってたら「これは安野モヨコ先生の作品の誰々というキャラが元ネタなので~」って説得してこようとされたのがすっげえ嫌だったので渋い思い出になってる。元ネタあろうが嫌なもんは嫌だし監督の嫁の作品までカバーできてないと納得できないキャラ付けふつうに困るんだよな
でもシンのおかげで上述のULTRAMANが再評価されたのとか他の自分の好きなウルトラシリーズ見てくれる人増えたのとかはめちゃくちゃ嬉しくはあるので、アンチ的に激しく嫌う気にもなれず複雑な気持ちでいたりします。
ウルトラマンはゴジラみたいに数年に一回新作があるって感じじゃなくて今は幸いなことに毎年新作があって毎作創意工夫してるシリーズです、それは好きな作品でも好みじゃない作品でもめちゃくちゃ思う。
ただ同じように現行シリーズがあってシンが作られた仮面ライダーよりも各作の差別化に苦労してるシリーズだなと思うところも結構あって、だからなんか、偉大な実績があるとはいえ外様のオタク(ものすんげー悪口だ…すみません、庵野監督の作品にも好きなのいっぱいあるし技術的にも尊敬してる)になんかかなりクセの強い解釈のものをスタンダードな原典再構築として出されるの、現役でTVシリーズ作ってる人たちは悔しゅうないんか!!??!???!??ってけっこう思ってたんス。
なので何回もこのツイート貼って恐縮なんですけど
https://x.com/hisanori_natano/status/2012349134485991917?s=20
もちろんシンからのフィードバックは以降の作品に結構あるんですけど、オメガがリメイクではない新しい作品として、しかもすごくとっつきやすくて、こういう感じなのすっっっっげーうれしくて、やれるじゃん!!!TVシリーズのスタッフ陣、やれるじゃん!!!!!みたいな嬉しさすごいある。
後方彼氏ヅラのオタクすぎる、やめなさいよ。
✦甥っ子の初めてのヒーロー
記事とかツイッターで既に書いてたんですが、昨年父が亡くなりまして、どうにかつつがなく送り出すことができました。悲しいは悲しいんですけど、でもまあ悲しいこと悪いことばっかじゃなくて、葬儀での帰省で初めて3歳になる甥っ子に会えたんだよな。
そしたらさ、甥っ子、オメガにハマってんだって。
おい!伯母さん3歳児と趣味一緒だよ!!!
ウルトラマンオメガ、甥っ子の初めてのヒーローです。
甥っ子は元々恐竜が好きで、ほな怪獣も好きかもねって母や生前の父(甥にとっては祖父母)が私たちが子供の時にVHSに録画してたゴジラを見せたらしいです。VHSて、物持ちがよすぎるだろ。そこから怪獣ドハマリしちゃってウルトラマンまで転がっていって今もうドハマリしてる。オメガとエースが好きらしい。
自分が気に入ってるオメガが甥っ子の初めてのヒーローなのすげー嬉しくて、自分は自分の世話も十分できてなくて他者に責任持てないから今んとこ結婚する気が全く無いので子供ってこの先も縁が多分ないんで、こんな気持ちになると思ってなかったんだけど、子供向け番組ってやっぱ子供が楽しく思ってくれるのが一番だなって思った。初めて見る子供が楽しかったなって思えたらそれが一番いい。ワイにとってのティガ、甥っ子にとってのオメガです。
だから自分たちオタクはもういろんなもん見て目が肥えちゃってるから奇抜なもん喜んじゃうけど、甥っ子にとっては初めて見るもんなんだよなーって思って、甥っ子の事思うと、大きくなって思い出した時に楽しかったなって思えたりもう一回見て大人になってみてもやっぱ好きだなって思えるようなハッピーエンドで締めてくれるといいなって思ってたんですけど、どうだろうか、甥っ子(と、一緒に見てる妹)は気に入ってくれただろうか。
伯母さんはけっこういい終わり方だったと思うし気に入ってるぜ。
✦おわりに:長々色々書いたけど
半年間すげー楽しかったな。本当に本当に大好きな作品になりました。
まあ、こんな長文に時間や手間を割けるくらいウルトラマンオメガのこと気に入ってるのは事実なんだけど、長く分析的に語れるのが良いとも偉いともまったく思わない。情報よりも感情が大事だろって思ってる。人の感情ってテキストじゃない、それこそ散歩する侵略者の概念のくだりではないんですけど、言葉にすると言葉にできない感情はすべてこぼれ落ちてしまう。
最近趣味でカメラやってるのでそのノリのままの発言するんだけど、言語化ってもてはやされてるけど写真のRAW現像に近くて、うまくやれば思いをより良く引き立てて伝えることができるけど、生の感情をうまく現像できないと全然違ったものになる。最悪の場合はガビガビのブロックノイズだらけで彩度のスライダー最大にしたJPEGや。無理に細かい言葉にしてなんか違うなってなるくらいならウワー!って撮って出しの奇声発してる方が何倍もそのままの感情だと思う。
オメガってまさにそういう言葉にするよりも伝わるやり方、丁寧な映像表現だとか達者なキャストさんがたの芝居とかでテーマにまつわる感情とかテーマみたいなのを丁寧にフィクションに落とし込んでる作品だったので、言葉に再翻訳するのって無粋だなとすら思う。
ワイはめちゃくちゃこの作品が好きで、一方でこうやって長々文章にしてしまうのはそういう作風の作品に対してめちゃくちゃ無粋なことしてる自覚がある。
でも自分の内的な気持ちだけじゃなくて誰かに聞いてほしかったんすよね、自分がこの作品に対して思ってること。なのでめちゃくちゃ無粋だなーと言うのは承知の上で長々と書きました。
こ~んな一般通過オタクの怪文書ここまで読んだ人って相当物好きだと思うから、ほんとにこの作品のこと好きなんすね~って笑って許してくれるでしょうと思う、そうだといいな。
ほな…。
